ダンボール戦機
□パンドラ
1ページ/6ページ
まず初めにバン達はタイニーオービット社で悠介が拓也のお兄さんだと知った。
「そんなことより、結城。準備は出来ているか?」
「はいっ!」
結城が頷く。
「でも僕はスミレさんの頭に付いてる機械の方が優秀そうに見えますけど・・・」
結城はスミレをチラッと見る。
『私が処理するとなるとある程度の許容範囲内に限られますし、この機械はネットワークにも通じているのでセキュリティーを越えられて直接アクセスされたらデータをごっそり奪われてしまいます』
「スミレがこう言っている。諦めろ。結城」
「分かってますよ・・・」
結城は拓也に分かっている事を言われてふてくされた態度を取る。
「結城ブー垂れるな」
「ブー垂れてません!余計なこと言ってないで早く行きますよ」
結城がズカズカと威勢良く進むので、スミレ達も続くことにした。