テイルズ
□仲直り
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エミリーはハルトマンの家に躊躇いもなく、平気に入った。
(俺との再開で連れ戻すときはあんなに躊躇ったのに・・・)
リカルドはまた落ち込んでしまう。
『お久しぶりじゃの!!諸君!!』
ワッとルカ達は喜んでエミリーに飛びつく。
『待て待て。エルマーナに謝りたい』
飛びついたルカ達を退けて、エルマーナだけ残す。
『悪かったの。エルマーナ。めい・・・ぶっ!?』
エミリーはエルマーナにピーチパイを口の中に突っ込まれた。
「いらんことはいいねん。ねーちゃん辛そうな顔してたの後から気付いたねん。それで自分分かったねん。ねーちゃん自分等よりも大分辛い生活仕手はってんの。自分それ分かったときには自分の方が化け物と感じたねん。ごめんなねーちゃん・・・自分ちゃんと自分がまだ恵まれていた環境で育ったこと分かってなかった・・・」
エルマーナはきゅっとエミリーを握りしめた。
エミリーもピーチパイを飲み込んで、エルマーナを抱きしめる。
『偉い子。もっと老婆を咎めなさいな・・・』
「そんなん出来へんって・・・」
二人は泣きそうなのをこらえてその後笑いあう。
二人は前世同様、お互い分かり合える存在だった。