犬と少女の十二ヶ月

□花見酒
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さくら






さくら






やよいの空は






見渡す限り..












「はぁ..素敵ね。」




紀葉は目の前に広がる光景にうっとりとしながら、ため息に似た呟きを漏らした。




「ああ。この辺りは桜の名所だからな。」



今日は花見をしに徳島までやって来た二人。
地元にも桜はあるが、ここまで沢山の桜が咲き誇っている所はなかなか無い。


「本当に綺麗..まるで野山がピンク色の海になったみたい。」


「はは、酒の肴にはちょうどいい。」


「え?って!もう呑んでるの?!」


「なぁに、ちょっと味見だ。今日はいつもより良い酒だからな。」


「もぅ。まーた言い訳して。そんなペースで呑んでたら皆が来る前にお酒全部無くなっちゃうよ?」


と、紀葉が呆れた様子でテツを諌めた時。ふいにテツの手が紀葉の腕を掴んだ。


「あっ、テツ何するの..!?」


「ちょっと静かにしてな。」


テツの唇が紀葉の口を塞ぐと同時に、長い舌が口内に侵入してきた。


「んっ..!」


そのままぬるぬると舌を絡めると、今度は角度を変えながら優しく唇に吸い付いてくる。


「..ハッ..テツ...?」


「悪ぃ。お前が桜に見とれてる姿を見たらつい興奮しちまった。」


「ちょっ..一体それのどこに興奮する要素があるのよ。」


「分からねぇが..勃っちまったもんは仕方ねぇ。」


テツは紀葉の手を自身の下半身へと誘導する。


「ちょ..やだっ固くなって..」


「静めてくれ。」


「そんな、今ここでできるわけないでしょ..!皆が来ちゃうよ。」


「..なら、お前を気持ちよくしてやる。」


「へ?」


そう、にんまりと笑いながらテツは紀葉の両胸に顔を埋めた。


「やだ、テツ!やめてっ。」


「お前のここ柔らかくて気持ちいいな。」


テツは紀葉のブラウスの下から手を入れて下着の上から胸を揉み始めた。


「あっ..ダメだったら!」


「さぁて、中はどうなってるんだろうな?」


「ああんっ..テツ..」


テツは紀葉の乳首を指の腹でなで回しつつ、もう片方の手でスカートの中をまさぐり始めた。


「やめ..あっ」


「なんだ、少し濡れてんじゃねぇか。」


手の長い指はパンツの横から紀葉の割れ目に侵入し、中の溝を指でなぞっていた。


「あんっ...やだっ」


「いやいや言ってる割には気持ち良さそうな声を出すじゃねぇか。」


そう言うとテツは指を二本紀葉の中に入れると、グチュグチュと奥で動かし始めた。


「んあっ、テツ..!」


「すげーどんどん出てくるぞ。」


ヌラヌラと紀葉の中から透明な液体が沢山出てきてテツの指を濡らした。


「あっ、ダメ..それ」


「こっちも忘れるなよ。」


グリッ..!


「ひゃぁっ!」


テツが強く乳首を摘まんだ。


「お、今のでまた奥から出てきたぞ。」


とろ〜っとした液が子宮口の方から流れ出るのが分かった。


「ねぇ..テ..ツ」


ハァハァと肩で息をしながら紀葉がこちらを見つめてくる。


「どうした?」


「わ、分かってるくせに」


テツの意地悪な笑みに紀葉はプイッとそっぽを向く。


「はは、そうむくれるなって。」


そう言うとテツは紀葉を抱き締めて耳を甘噛みした。


「んっ..」

「いきたいんだろ?」


その囁きに顔を赤くする紀葉。


「だって、テツがいきなりこんな事するから..」


「仕方ねぇだろ。お前が可愛すぎなのが悪い。」


そうして、テツは自身の膨れ上がったモノを取り出すと紀葉の下着を少しずらし、クチュクチュと亀頭を紀葉の割れ目に擦り付けた。


「ああんっ..」


ビクビクと紀葉の腰が動く。


「入れるぞ。」


グチュッ..!


一気にテツのモノが紀葉の中を貫いた。


「んあっ!激しいよぅ!テツ!!」



あまりにも膨張し過ぎていたせいかテツのモノは紀葉の膣壁を圧迫し、普段よりも感じる様になっていた。


「ハッ..紀葉..」


テツは紀葉の腰を抱き寄せながら、乳首に吸い付いた。


「ひっ..あああんっ..!」


あまりの快感に涙を流しながら足をばたつかせる紀葉。


「やばっ..クソ可愛い..」


そう呟くとテツはゆっくりと腰を動かし始めた。


グチュッ..


グチュッ..



テツのモノが紀葉の中で擦れていやらしい水音が当たりに鳴り響いた。


「あっあっ..」


「..奥に当たってるの分かるか?」


テツはグリグリと亀頭を紀葉の子宮口に押しつけながら、不敵な笑みを浮かべた。


「あんっ、やだっ..中当たってる..!」


「気持ちいいだろ?」


そんな、テツの問いかけに答える余裕のない紀葉。

限界が近付いてきているのだ。

そんな紀葉の様子を察したのか、テツは再び腰を動かし始めた。


パンッ!


パンッ!


互いの太腿がぶつかり合い激しく音を立てる。
そうして、何度か腰を打ち付けた時。
紀葉の足がブルブルと痙攣を始めた。


「ああんっ..テ..ツ!ダメッ、いくっ..!!」


「ああ、俺もだ。」


すると、テツのモノも何度か中で収縮を繰り返すと紀葉の子宮口に精液を大量に吐き出した。
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