読み物 短編

□エレン「猫のアニ?」
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エレン「ただいま〜」

シ〜〜ン


エレン(返事がない……母さん買い物に出かけたのかな…)

トットト

ニャ〜


エレン「おっ!ただいま、アニ」ナデナデ


愛猫が出迎えてくれる



家にはいると、いつもは鍵をしている父親の部屋が少し開いていた
好奇心から覗いてみると、薬品が置いてるだけの部屋だった


エレン「ジメジメしてるな…換気しとくか」


ソロ〜

エレン「こら、入っちゃダメだ」ヨイショ


アニを抱きかかえて、自分の部屋に向かったエレンは机に向かう


アニ「ニャ〜」スリスリ


エレン「後で遊んでやるから…ちょっと待ってろ」


10分後


アニ「」ガリガリ

エレン「」

アニ「」ガリガリガリガリ

エレン「ハァ……部屋から出たいんだな…」タメイキ


エレン「ほら」ガチャ

テクテクテク

部屋からアニが出たのを確認して3分後……


ガチャーン!!

下の部屋でなにかが割れる音がしてエレンは「まさか!!」と顔を青ざめさせた


エレン(父さんの部屋開けっ放しだ…まさか…アニ!)


どんな薬品があるかわからない部屋だ
急いで父親の部屋を目指し、中にはいると

エレン「ア…え……」


女の子がいた
金髪で可愛くて…
そして


エレン(この子誰なんだ!?てか裸…??)


裸…


エレン「あっ!?ごめん!!」メヲツブル


ソー ガシッ 


エレン「えっ!?」
(何が起きた!…って!まさか!!抱きつかれてる!?)


目を開けると女の子が抱きついていた


エレン「///」
(ヤバい!これヤバい!)


エレン「ちょっと!離れてくれよ!」

ツルッ!
ドテン!!

エレン「うわっ!」


引き剥がそうとして、押し倒されてしまい、さらに密着して女の子の顔が近付く


エレン(うわぁ〜近い!近い!!)


エレン(落ち着け………… 心を平静にして考えるんだ…こんな時どうするか…… 2… 3 5… 7… 落ち着くんだ… 『素数』を数えて落ち着くんだ… 『素数』は1と自分の数でしか割ることのできない孤独な数字……俺に平常心をあたえてくれる)


「えれん!えれん!」


エレン「?」
よく見ると女の子には猫の耳がはえてる…
この耳の形は見覚えがある…
尻尾もだ…

エレン(アニ?)


エレン「まさか…アニ?」

アニ?「」コクコク!

名前を呼んでもらって嬉しいのか抱き締める力はさらに強くなる…

ムニュ

エレン(む、胸が!誰か助けてくれ〜)


ガチャ


カルラ「ただいま〜」


カルラ「あら、エレ…………」


エレン「…」

カルラ「…」

カルラ「」ビキビキ

エレン(オワタ…)





次回「あっ…この子、アニだ」
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