超長編 君との約束を

□第一章 三幕 訓練兵団
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〜開拓地〜


クリスタ「こうやって一緒のベットで眠るのも最後なんだね」


エレン「ああ、そうだな」


開拓地では物資などが足りず
エレンとクリスタは一つのベットを二人で使用する事を余儀なくされていた


エレン「なぁ……」


クリスタ「…なに…?」


エレン「父さん…どこにいるんだろうな…」


門が破られてから半年が立つが、未だに父・グリシャから連絡はなかった


クリスタ「…きっと、私達の事…探してるよ…」


クリスタはそう言うが


エレン「そうかな…」


エレンは二度と父に会えない気がしていた



エレン「クリスタ…」


クリスタ「なに?」


エレン「お前は…いなくならないよな…」


クリスタ「うん…ずっと一緒にいるよ」


クリスタ「だから…」


クリスタ「エレンも…いなくなっちゃ…ダメだよ」ギュ


エレンの手を握る


クリスタ「……約束だか…」


そこまで言って
規則正しい寝息が聞こえた


クリスタ「エレン…?」


まさかと思い顔を向けるとエレンはぐっすりと眠っていた


エレン「…zzz」


クリスタ「もぅ………」



クリスタ(明日から環境が変わるけど…)


クリスタ「エレンがいれば…なにも怖くないよ…」


そう言うと少女も眠りにつくのであった
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