戯言ライフ
□2話 他人事ライフ
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幼い頃から私は周りから孤立し、敵を作ることが多かった。
小学生の時にいじめられ、さらに悪化した。
人が信じられなくなっていく。
幼いながらもそんなことを考えた覚えがある。
時は流れて現在。
高校三年生の私はあれ以来何事もなく周りと最小限の関わりだけで過ごしてきた。
例えるなら空気のように。
自分を押し殺して。
私には悪い癖がある。
空気を目指す人間にしては珍しい、物をはっきりと言い過ぎてしまうところだ。
殴られている時に貴方達は馬鹿だなどと言ってしまうがためにエスカレートしたこともあった。
だけどそれが私らしさであり良いところでもあると信じている。