夢小説→長編

□非日常シリーズ
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《日常》
アタシの大好きな言葉
《非日常》
アタシの嫌いな言葉





ここは某メイト
いや 隠さなくてもわかるか
一応自己紹介します 律です
まぁここに来てるわけだから腐女子です
んで 絶賛ハマり中のデュラのグッズの前でにやけております

周りの視線から痛いとか気にしない
慣れたよ!





『はぅ…臨也も静雄も捨てがたい』





二人のストラップを両手に持ち
残高という現実に立ち向かっております

二つ買うとタバコが買えない
いやいや タバコより萌を取るのが腐女子道

うーんと悩んでいると
肩に暖かいものが

誰だろ?

正体を確かめるため後ろを振り替えると
まばゆいばかりの笑みでアタシに触れている美少年が

あ 鼻血祭りになりそうだ





美少年「君が律?」



『最近のナンパは腐女子が対象なんか?』





住んでいるのは東京だが
育ちは大阪のため 時々関西弁がでてしまう

…今はそんな事よりも鼻血をどうにかしないと(あくまで脳内)





美少年「ちょっと話せない?」





ストラップを奪われ
拒否権なんてありもしないまま
外に連れ出された

誘拐ですか アタシよりもっと可愛い子のが良いと思うが

連れてこられたのは近くの公園
時刻は夕方過ぎだから誰も居ない





『アタシに用とは?』



美少年「あ、俺神様なんだよね」





……こんなきれいな顔をして腐男子だとは
最近の萌ってすげぇな





美少年「信じてないでしょ」



『無理があり過ぎるやろ』



美少年「でも事実なんだよねぇ」





んな笑顔でいわれても対処に困ります
取り敢えず 用件を済ましてもらい メイトが閉まる前に二人を買わないと





美少年「デュラの世界に行ってみない?」



『…………は?』





アタシの耳が正常に機能していなかったのか?

この美少年の発言に思考が停止する





美少年「最近神様業も暇でねぇ。遊びたくて」



『意味がわからないよ美少年』



美少年「俺の名前はトキね」



『兄はラオウか?』





あ 表情が怖くなった
これ以上ふざけてたら身の危険が…

話を戻すと つまりは暇つぶしにアタシをトリップさせてくれるらしい
帰りたい と思ったらトキを呼べば良いらしいが…

話の展開に付いていけない





トキ「どぉ?飛んでみる?」



『デュラの世界に?結構危ないような』





それに こうゆう場合 夢小説では二択になるわけで
嫌われ か 愛され か

だいたい愛されのキャラって可愛い子が多いし
天然とか 実は最強とか

残念な事に アタシの見た目は中の下
しかも最強とは程遠いときた
んなアタシがトリップして キャラと仲良くなれるのか?
答えは否

面白くて 腐女子なら誰でも飛び付きそうだけど
いかんせん アタシはチキンだから





『他の子推薦します』



トキ「律って鈍感の過小評価って言われない?」



『過小評価は言われないけど鈍感は耳にタコ』





いったい何の話なんだろうか
あぁ あれか?実は可愛いけど天然で自分の美貌に気付いてない設定?
ハハッ笑かしおるわ
毎日鏡の前で あぁ整形したいなぁ と思っているアタシに対する嫌がらせか?





トキ「はぁ、とにかく決定事項だから。はい、いってらっしゃい」



『は?ちょ…はぃぃぃぃ!?!?』





足元が真っ暗になった
んで重力に勝てるハズもなく暗い中に落ちていった

え?マジで?心の準備ぐらいさせろぉ!





(ちょ!?マジでか!?)
(いろいろ残念すぎるからぁ!)
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