夢小説→長編

□偉大なペン様シリーズ
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御影専農 サイボーグだと聞いていたけど
やはりと言うか 孝(コウ)に応援に来てくれメールが送られてきた
だから 行かねぇよ

ペン様と一緒に商店街をぶらつきながら
(つい)壊してしまったソファーを見て回る





杉森「伯刹律だな」



『あぁーマジか』





まさしくって感じだ
孝からメールで近くに御影専農が居ると情報は入っていたけど
まさか 出くわすなんて誰が想像した(したくもないわ)
名前は…杉森威と下鶴改だったか?
つい最近 帝国に可笑しな科学者が居座っているのは知っていたし
何やら怪しいことを企んでいたことも分かっている
問題は 激しく関わりたくない





『人違いです』



下鶴「俺等のデータに間違いなんてない」



『だったら聞くな。アタシは忙しい、よって構ってる暇などない』



杉森「今日は壊したソファーを見る予定とデータに書いてある」





個人情報保護法って何?
つか アタシの予定を知っているのは源田と弟のみのはず
つまりどちらかが滑ったって事
…暫く源田とは距離をおこう





『用は』



杉森「マネージャーをしてく」『アンテナ抜くぞ』下鶴(データを上回る気迫!?)





ったく 何が悲しくてサッカー部マネージャーやらなきゃならんのだ
つか あんた等受けたら自動的に総帥の話を飲むことになるじゃないか
断固拒否ってことで





『ペン様を一人にするわけにはいかない』



杉森「そのペン様も一緒にマネージャーをやってほ」『ん?』杉森「すまん」



下鶴(伯刹律…何者何だ…)





さっきから 口を開けばマネージャーと
そこの言葉しか知らないのか?
呆れてため息が出た
時間を無駄には過ごしたくない
多くても後2分以内に話をつけないと予定が狂う





『マネージャーも関わりも有り得ないから。後、人と話すときは目を見て話せ、失礼すぎるぞ。今度勧誘なんかにきたら……分解するからな』



杉森(っ!?これが伯刹律か…)
下鶴(俺が恐怖を感じるとは…)





やっと黙った
よし 軽く脳内がトリップしているあいだに 逃げよう
何事もなかったように 二人をスルーして
当初の目的である家具屋に足を踏み入れる





『今度はどんなのが良いかなぁ』





ペン様は水色のソファーをご所望のよう
まぁ 海色だしね
ベッドが水色だから ソファーは別の色にしたいなぁ





豪炎寺「律?」



『よっ』





連絡先を交換して
少しばかり距離が縮まりつつある豪炎寺が 若干不機嫌な表情をして声をかけてきた
うん 触れてほしいのな

ソファーを選んで(配達)ペン様を抱き 近くの喫茶店に入る





『何かあったのか?』



豪炎寺「…」



『当ててやろうか?御影専農の奴等に技でもパクられたか?』



豪炎寺「っ!?…律には敵わない」





苦笑いしながら 頼んでいた珈琲を飲む
ここだけの話 全部孝から聞いてるんだよね
豪炎寺のファイアトルネードがコピーされたこと
オリジナルのファイアトルネードが止められたこと





『落ち込むなんて、余裕だな』



豪炎寺「キツいな…」



『真実、んな暇があったら油売ってないで練習しろ』





ペン様の口についているチョコパフェ(豪炎寺の奢り)を拭きながら言うと
ふっ と笑って





豪炎寺「話せてよかった」



『豪炎寺は何も話してないだろ』



豪炎寺「でも分かってくれただろ?それで良い」





豪炎寺は優しくペン様の頭を撫でると
くすぐったかったのか 身を捩る
どうやら見舞いにいった以来なついたようだ





『豪炎寺ほど分かりやすい人はいないと思うが?』



豪炎寺「そう言うのは律だけだ」



『だったら回りの奴等は観察力が足りないな』





軽く話をして
自宅に帰ると 何故か鍵が開いていた
嫌な予感





孝「お帰り姉ちゃん!」
円堂「遅かったなぁ」
風丸「お邪魔している」



『色々聞きたいけど、後でね』





はぁ 予想はしていたから
ダメージは少ないけど
やっぱりダルい





(何しに来た)
(御影専農に会ったか?)
(あいつ等律の話してたから心配で見に来た!)
(いきなりで悪い)
(風丸は常識があって助かるよ)
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