夢小説→長編

□偉大なペン様シリーズ
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尾刈斗と練習試合をすることになった。応援頼む
と弟 孝(コウ) からメールが来た

嫌がらせか
誰がいくか 今日は源田にクレープ奢ってもらう約束してるんだから
携帯と財布
頭の上にペン様を乗せて家の扉を開く





鬼道「遅い」
佐久間「早くしないと試合が始まる」





拒否権って何?状態で無有言わさぬよう引き摺られ
気づけば尾刈斗前に居た

おかしい 今日は源田にクレープを…





佐久間「今日のペン様は浴衣風なんだな!」



鬼道「頭についているハチマキが良い」



『とにかく黙れ』





さっきから頭の上を見ては誉めるペンギンバカ
源田が居ないから収拾が付けづらい
止めてくれ ペン様が震えてアタシの頭がプルプルしてるから

殺気を出しながら囁くと瞬殺で黙った

試合開始の笛がなる
はぁ 何が悲しくてサッカー観戦なんて
本来なら幸せのクレープタイムだったのに

あからさまに肩を落としているとペン様が頭を撫でてくれた





鬼道「律」
『豪炎寺修也との関係についてはノーコメント』
佐久間「なんだでだ!やはりスパイなのか!?」





スパイ…スパイ
そうだよ その手があったよ





『バレたか。実は弟にこっそりと』
鬼道「律がそこまで器用なわけないだろ」
佐久間「それもそうだな」





作戦失敗
つか 酷くないか
返す言葉もなく 再びグラウンドを見ると
ピンク頭が豪炎寺修也に絡んでいた
敵意むき出しってか
どんなけ好かれてるんだよ豪炎寺修也
アイツ…確か染岡竜吾だったか?孝から何回か聞いたことがある

責任感か?兄貴肌と聞いていたけど





『はぁ…つまらん』



鬼道「律はこの試合どう見る」



『雷門が勝って終わる』



佐久間「はぁ?」





クルッとグラウンドに背中を向けて





『大バカには誰も勝てないよ』





今度こそ源田にクレープを!
怪しまれないように逃げたアタシは源田に連絡して
商店街入り口で待ち合わせをした





源田「大丈夫…なわけないか」



『経緯を聞かせてもらおうか。事と次第によればクレープがパフェに変わるぞ』





あのタイミングの良さ
どう考えてもアタシの行動がバレてるとしか考えられない
白状した源田は 今日の約束の事を二人に話した らしい
パフェ決定だな

行きつけの喫茶店では
ペン様用のパフェも出してくれた






源田「尾刈斗の試合どうだった」



『分かりきってる。円堂には勝てない』



源田「律がそこまで期待するなんてな」





何故か不機嫌になってしまった源田
触らずスルーして 出されたパフェに口を付ける





『相変わらず美味い』



源田「ここのパフェ好きだな」



『ペン様も気に入ってるし、言っとくが野郎と来たのは初めてだ』





源田は飲んでいたジュースを吹き出し噎せた
なんだ 意外に初だ





源田「じゃ…俺が初めて」



『ぶっちゃけアタシと一緒に歩いているのは源田だけだと思うが?』





鬼道と佐久間は基本ニコイチだし
つか あの二人はペン様目当て
こうして学校外でブラブラするのは
源田が初めてだ(と思う)





(な…なぁ)
(ん?)
(また、誘って良いか?)
(また奢ってくれるのか?)
((そっちか!))
((普通真に受けるか?やはり帝国はバカだ))
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