NARUTO
□作成中
1ページ/2ページ
※時代的には木の葉創設直後位
※ヒロイン恋人設定
※ヒロインsideとマダラsideで展開します。
ーーーーーーーーーーーーーー
〜ヒロインside〜
『行ってきまーす!』
朝6:00。いつものように忍犬を引き連れて家を飛び出す。
『パッツン、パッキン、行くよっ!』
名無しさんは忍犬を育てる仕事をしている。いわゆるブリーダーのようなものだ。忍犬と言ってもまだ小さく、言葉は話せないし、出来ることと言えば、クナイや手裏剣投げ程度だ。ただし精度はかなりいい。
『よーし!じゃあ、今日もクナイ投げやろうか。』
いつもの練習場所である森に着くと早速修行を始める。
ー今日は後でマダラと会うから早めに切り上げよう。
修行が終われば、恋人に会えることもあって、いつもより張り切る名無しさん。それに呼応してか、忍犬達もワン!と元気良く吠えた。
ーサクッ、ザクッ…
と順調に的の中心にクナイを当てていく二匹。
ーもう百発百中って感じだなぁ。もう次の修行はじめていいかな…
クナイをすべて命中させるといういつも通りの光景に、名無しさんは木にもたれ掛かりながら、うとうとしてしまった。
その瞬間、、、、
ーシュッー
なんと、名無しさんめがけてクナイが飛んできた。それは肩の上辺りに服だけ貫いて突き刺さっていた。名無しさんがそれに驚いて、首だけ動かして、何事かと凝視していると、今度はもう一本クナイが飛んできた。
ーサクッ
これも反対側の肩の上辺りに服だけ貫いて突き刺さっていた。
ーえ?待って。なにが起きたの。
とりあえず思考が回っていない。名無しさんはクナイが飛んできた方向に顔を向ける。
するとグルル、ウゥー、などと牙を見せて怒っている二匹の姿があり、すべてを察する。