‡story2
□恵雨
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メグムが産まれてはや数ヶ月
キラは毎日戸惑っていた
「うぁー!」
「め、メグム…どうしたの!?」
メグムが産まれてラクスが入院していた数日間はマリアの為にとカガリに頼んだり、休みをもぎ取ったりしたのだが
今は定時と共に会社を飛び出して真っ直ぐに帰宅し
育児を手伝っているのだが…
ラクスはマリアを一人で育て上げた経験と母親としての本能などから難なくこなすも
キラは本当の育児はメグムが初体験なのだ
「ら、ラクスー!メグムが泣き出したぁ!!」
「はい?あぁ、オムツですわね
すみません、今ミルク準備してますのでお願いしますわ」
メグムを抱えラクスのいるキッチンに駆け込めば、すん、と鼻をひくつかさせてあっさりと原因を告げられる
「うん、任せて!!」
休日にラクスとマリアにみっちり指導されながらオムツ交換を覚えたキラは直ぐ様オムツを取り替えにかかる
「えーっと、これで次は替えのオムツに…」
ごみ袋に汚れたオムツを入れ、新しいオムツを用意する為にほんの一瞬メグムから視線を反らす
「パパー、メグムが行っちゃったー」
「え!?うわぁ!!メグム、オムツまだだから大人しくしてて!!」
「うーだー!」
キラが帰宅する前にずりばいを覚えたらしいメグムはズルズルと這って行ってしまいオムツを片手にキラが追い掛ける
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