‡story2

□恵みの雨
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「ご、ごめん!!本当に、ごめん…」

「い、いえ!嬉しかったですわ…
キラが、私の事をまだその…抱きたいって思ってくださってて…」

「そりゃ、ラクスを愛してるんだから当然じゃないか!」

「私も…キラを愛してます…
だからこそ、ちゃんと私を…私だけを見てくださるキラに抱いて欲しいのです…」

ふわりと、頬を赤らめつつ微笑むラクスに小さく息を飲みそっと口付ける

「ん……始めたら、やめられないよ?」

「構いません…貴方と一つになれるなら…」

「ラクス…出来るだけ、優しくする…」

優しくシーツに押し倒しラクスに覆い被さる

自分を見下ろす体勢のキラに微かに恐怖が甦るも
あの日とは違う、慈愛に満ちた瞳で見つめられ
キラの方がおそるおそるといった様子でラクスの身体に触れる

キラに犯された以外に経験のないラクスは
自然と溢れる吐息が恥ずかしくて仕方なかった

「ん、んぅ…ふ…やぁ…っ」

「ラクス、可愛いよ…」

キラに服を全て剥ぎ取られ、やんわりと痛みを感じないように胸を刺激され
初めての時には恐怖と痛みしか無かったのが嘘のように体の奥からジワジワと熱が込み上げてくる

「ラクスの体、ちゃんと見れて嬉しい…
すごく綺麗だね…」

「や…は、恥ずかしい…」

形が変わる程に揉んだり、突起を生暖かい舌で刺激したりと
念入りに愛撫をされそのままあっけなく絶頂に達してしまう

「は、はぁ…はぁ……ふ…」

(頭がふわふわ、します…)

それは、ラクスが初めて経験するものだった

とろんと、余韻で蕩けきった表情を浮かべ蒸気した頬、生理的な涙で潤んだ瞳
ラクスの姿にキラはゴクリと喉を鳴らす

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