‡story2
□雨、所により吹雪
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「同窓会?」
ラクスの言葉を聞き返すキラに
コクン、と頷き手紙を見せる
「今日、同窓会の通知が来まして…
ずっと参加して無かったんですが
今回は当時の担任の先生の定年祝いも兼ねてで
今まで不参加だった人も皆参加すると聞いて…」
今まではマリアを一人には出来ないし、同級生には男子もいるから、と断り参加していなかったラクス
しかし、幾分男性恐怖症も治まった今
恩師の定年祝い、更にはずっと会っていなかった同級生達に会いたいと思い
キラに聞いてみたのだ
「ふぅん…」
まじまじと手紙を見つめるキラに解散予定時間も遅いし、駄目だろうかと眉を下げる
「ん、じゃあこの日は有休取るよ
送迎もした方がいいでしょ?」
「行っていいんですの?」
「え?当たり前じゃない
久しぶりに楽しんでおいで?」
ニッコリと微笑んで話すキラに嬉しそうに微笑んでお礼を言う
同窓会当日
「帰る時に連絡しますわね」
「うん、あまり飲み過ぎないようにね?
マリア、今日はパパと二人で遊ぼうね?」
「うん!ママ、行ってらっしゃい!」
キラに抱っこしてもらい手を振るマリアにラクスも手を振り返し受付へと向う
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