‡story2
□雨、時々雷
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「この手紙、二人が見る前に僕が隠したから
うち、基本的に謎な手紙は僕が開封する決まりなんだよね
えーっと何々…強姦予告?だっけ?これさぁ、立派な脅迫だよ?
証拠もあるし…警察行ったら君捕まるんじゃないの?
それとも、この内容そっくりそのまま君が体験してみる?
僕は君を抱くの絶対に嫌だから、そこら辺の奴に適当にお金渡せばヤってくれると思うし
あ、因みにそのお金は君の財布から出してね?僕のお金使いたくないからさ」
「あ、あんた…そんな奴だったの…?」
ようやく掠れた声で搾り出した言葉はそんな内容だった
「知らなかったの?ま、当時から君、色々手を出してたしね
僕と別れてからは大分派手に遊んだみたいだし?
今回は、強姦予告を君で実行ってのは止めてあげるけど…
もし、またラクスとマリアに手を出そうとしたら…
その時は解ってるよね…?」
ニッコリとあくまでも笑顔で話すキラに青ざめつつ何度も頷く
「も、もうあんた達家族には手を出さないって、約束するわ…
反省も、する…」
「あ、別に今此処で反省しなくていいよ?」
キラの言葉に、え?と首を傾げるとニッコリと、更に笑みを深くされる
「塀の中で、ゆーっくり反省して来なよ?
君が僕の身辺調査をした代わりに僕も君の悪事ぜーんぶ調べて通報しといたからさ
じゃ、お願いしまーす」
キラが告げると同時に数人の男が室内に入り込み目を見開く
「え…?な、何よ、これ…?
あんた達誰よ!?」
「警察だ。彼からの通報があったからな…
まぁ、話はみっちり、署でしようか
おい、連れてけ」
リーダーらしき男の合図で腕を掴まれ、そのままマンションの入口に停まっていたパトカーまで連れて行かれる
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