‡story2
□雨の後の虹間
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ある日、掃除をしていたら懐かしい物を見付けた
そういえば、この頃はマリアと二人だけで生きていたな、と今では考えられない苦しかった頃を思い出す
「ラクス、何見てるの」
「キラ…マリアの、思い出の品ですわ」
夜、マリアを寝かし付け子供部屋からリビングに戻ればラクスが何か箱を広げていた
「マリアの?
あ…僕達が再会する前の…?」
はい、と頷くラクスの手元にはアルバムやマリアが描いたのだろう似顔絵等が広げられていた
「僕も、見てもいいかな?」
「勿論ですわ…
どうぞ、マリアの事をもっと知ってあげてくださいな?」
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