‡story2

□伝説の…
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《遥か昔、『ラクス・クライン』という少女が率いた軍が世界を破滅から救った。
少女は淡い桜色の髪を一つに束ね破滅への道を辿る世界をただ嘆きながら見つめるしかできない民に
平和の歌を歌い、勇気を与え、新たな世界を創った》


「なに、これ?」

キラが未来に戻ると新しい伝承が出来ていた。

「お姉ちゃんが『ラクス・クライン』だった頃のお話よ!」

「そんなに大それた事はしてないんですけどねぇ…」

うふふ〜と微笑んで言いながら紅茶を煎れるラクス

さも自分の部屋、といった様子でくつろぐミーアに苦笑しつつラクスの煎れた紅茶を運ぶ

「へ〜僕が過去に行く前は『ラクス・クライン』が世界を破滅に導く歌を歌ったって伝承だったけどね」

言いながらカップをガラステーブルの上に置く

「お姉ちゃんはそんなことしないもんっ
あ、そんなことより…
キラにぃ、今日お姉ちゃんとお買い物行くからボディガード宜しくね♪」

「え…まだ追いかけ回されてるの…?」

「はい…街に出ると必ず…
学校やお家の近所では皆さんが守ってくださるんですが…」

苦笑を浮かべつつ紅茶をすするラクス

「いいけど…なんで追いかけ回されるの?」

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