‡story2

□百一年目の恋
2ページ/4ページ


「こんにちは〜ここに住んでる方ですかぁ?
私、昨日お隣に越してきました、ミーア・キャンベルです〜
姉と二人暮らしなんで、色々頼ってしまうと思いますが
よろしくお願いしますね!」

にこにこと微笑んで手に持っていた包みを差し出すミーア

「あ、ありがとうございます…わざわざすみません
ここに住んでるキラ・ヤマトです」

軽く会釈をし、包みを受け取るキラ。中身はお菓子のようだ…


ガチャ…


「もうっミーアさん?ご挨拶には私も一緒に行くといいましたでしょう?」

「あ、お姉ちゃん…ごめんなさぁい。
なんか探し物してたみたいだったんだもん」

声のした方に顔を向けるとそこには、
淡い桜色の髪、透き通った湖のような瞳、透き通るような肌…
そして何より懐かしい、鈴をころがしたような声…


「…ラクス…」

「え……あ…」


キラの呟きにはっとなるラクス。

「え…あ、あれ…知り合い…?」

おろおろしながら二人を交互に見つめ少し悩んだ後、そっと家へと戻るミーア


「あ…お隣に越してきました…ラクス・キャンベルですわ…はじめまして」

.
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ