†story

□我が儘?姫〜平穏〜
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トン……トン……

賑やかな部屋の中、窓際のガラステーブルの周りだけ殺気だっている

そこに座っているのは1国の主、ラクス・クライン。
見つめる視線の先には懸命に錬金術を習うイヴ…ではなく、イヴに錬金術を教えているアスラン・ザラ

この国1番の科学者であり、蒸気や馬力に頼るしかない世界で唯一、錬金術を極め国の発展に力を注いだ事で有名だ。

『あのハゲ…私の可愛いイヴに取り入ってキラに近付いてきてますわね…
イヴは可愛くて、勉強熱心だから…勉強を教えてくれる方になついてしまいますからね………
Σっ!?イヴが誘拐されないようにキラと相談してもっと警備を強くしなくては!!
あ〜色々考え過ぎて頭がくらくらしますわね…
今日のおやつはなんでしょう…』

一人不機嫌な表情のままぽんぽんと思考が飛んでいくラクス

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