†story
□我が儘?姫〜秘密〜
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「…も………」
「[[[戻った〜!!]]]」
キラが小さくなってから数日…
ラクスが小さくなった時よりも手間も時間もかかり皆大喜びする
「あ…皆、ありが…」
「これでキラさんの作ったおやつ食べれるわ〜」
「やっぱ市販のとか、キラさん意外のパティシエのじゃダメだよな〜」
皆にお礼を言おうとしたとたん、おやつの話題に代わりお礼を途中で止めそっと部屋から出て行く
「おとぉさまっ!!戻ってよかったですっ」
「イヴ…心配かけてごめんね?」
お昼寝から起きてぱたぱたと駆け寄るイヴを優しく抱き上げる
「いいのですっ
おとぉさま、イヴね、レアチーズケーキがいいです」
「……へ…?」
「今日のおやつ、おとぉさまが作ったレアチーズケーキがいいです。
おとぉさまが作れない間、おやつ食べてないんです」
にこにこと天使のような微笑みで大切な愛娘にまでおやつの話題を出されうなだれる
「おとぉさま…?」
「イヴとラクスが好きな紅茶のレアチーズケーキ作ってあげるよ…」
がっくりとしながらも苦笑を浮かべ小さく呟きイヴの頭を撫でて床に下ろすとふらふらした足取りで自分専用のキッチンへと向かうキラ
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