†story
□我が儘？姫〜危機〜
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『キラ、今日の昼食は私が作りますわね？
楽しみにしててくださいな？』
朝、朝食の席で言った事を実現しようと懸命に料理の本を眺め
初心者でも作れるものを…と考えていたラクス
「ふう…ああは言いましたが…
難しいですわね…」
何がいいだろう、と悩んでいるとカレーの項目が目に入る
「カレー…いいですわね、キラは甘口のカレーが大好きですからvV」
微笑んで言いながら厨房へと向かい
料理の本とにらめっこをしつつカレーを仕上げていく
「…ん…美味しいですわ…
ご飯も上手く炊けましたし」
カレーを味見して上手くできた事に上機嫌でそれぞれが使うトッピングを用意する
「あ、確かキラはカレーにチーズをかけるんでしたわね…
えっと…ありましたわ…キラ専用粉チーズ」
見分けがつくように、と別の容器に入れられた粉チーズを持ち
きちんと盛り付けたカレーをルナマリアに運んでもらいながら食堂へと向かう
角を曲がろうとした途端、誰かとぶつかってしまいトッピングの容器を廊下にばらまいてしまう
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