†story
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Happy Halloween
「おとぉさま、おかぁさま、トリックオアトリート!!ですっ」
日も沈み、城内に灯りがともり始めた頃に、キラとラクスの部屋に可愛らしい魔女の衣装を身に纏いカボチャの形のバックを抱えてイヴが入ってくる
「え？え？なに…あぁっ！今日はハロウィンだったね…昼間イヴにあげるお菓子造ったんだっけ」
「そうでしたね…はい、イヴ…パンプキンプリンですわ♪」
カボチャとコウモリのイラストの描かれた容器に入ったプリンを差し出すラクス
「ありがとうございます、おかぁさまvv」
「はい、僕からはミニケーキ」
カボチャランタンの形のチョコが飾られたケーキを差し出す
「ありがとうございます！おとぉさまと、おかぁさまお礼です」
嬉しそうに微笑んでそれぞれの頬にキスをして部屋を出ていくイヴ
「キラ…Trick or Treat…ですわ…」
「へ？なに…突然…お菓子余ってたかな…」
イヴが出ていき、少ししたら口を開きぽつりと溢すラクスに間の抜けた声を出してしまう。
「えっと…あ、はい…丁度一個残ってたよ〜」
微笑んで言いながらお菓子を差し出すキラしかし、お菓子をサイドテーブルに置いてしまう
「ラクス？」
「いりませんわ…私、キラに悪戯をさせていただきますわねvV」
「は!?ちょ、やっ…やめっ――――っ!!」
end.