†story

□我が儘姫4.9
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「イヴ、ありがとう。
美味しそうにできたね…?」

優しく微笑んでシーゲルが頭を撫でると
顔を輝かせるイヴ


「お待たせ〜紅茶だよ」

「キラっ

キラが紅茶を持って部屋に入ると表情を輝かせて駆け寄るラクス

「仕事お疲れさま、ラクス」

紅茶を机に置くと軽くラクスの額にキスをする


「おとぉさま、今日のお買い物はおかぁさまも行けますか?」

キラの席とラクスの席の間に用意された子供ようの椅子によじ登り首を傾げる

「お買い物…?」

「あ、うん。イヴは将来国を継ぐでしょ?
なら街の人の暮らしをちゃんと知らないといけないから、
おやつの材料買うのも兼ねて毎日街に行ってるんだ」

紅茶を注ぎながら微笑むキラに
頬を膨らませるラクス

「ずるいですっ
私だって、キラやイヴと二人きりになりたいですのにっ」

毎日仕事のせいで短い時間でしかイヴやキラといられない為
半泣きで騒ぐラクス


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