†story
□我が儘姫4.9
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「んしょ…おかぁさま、おじいさま
イヴが焼いたケーキです!」
ちょうどいい高さのワゴンにケーキを乗せちまちまと歩きながら二人に近付く
イヴ専用に、と城下街の職人が作成し、生誕祝いとして贈られた。
「まぁ、イヴ!
言ってくださればルナマリアに頼んで取りに行きましたのに…」
「ダメなのですっ
そしたら、おかぁさまにも、おじいさまにも会えないですっ
後から、おとぉさまが紅茶持ってきてくださります」
ラクスとシーゲルの間に立ちそれぞれにケーキを手渡す
スポンジもイヴが焼いたのかところどころ潰れている
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