‡story2

□とらわれのみ・肆
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大学の卒業式を間近に控えたある日…

「ん〜…こっち…あ、でも…こっちも可愛いですし…
キラはどっちがいいですか?」

「両方ともいいと思うよ?」

桜色の髪を持つ少女と、鷲色の髪を持つ青年と言う方が近いであろう童顔の男性
店員に薦められたモノを合わせてみたり、気になるモノを手に取ってみたりとせわしなく動く少女の問いに
微笑んで答える男性に微かに頬を膨らませる

「もう…私は、キラお兄様の好みを聞いてますのよ?
それではどうでもいいみたいですわ!」

「え…いや…そういう訳じゃなくて…
その…ラクス、何でも似合うから…どれも可愛くて…///」


頬を赤らめて俯き話すキラに胸キュンしたラクスは店員と手を取り合いはしゃぐ
「可愛いですわよね〜?///
こんなにお顔真っ赤にして…っ」

「はい!私、ここに勤めて長いですが、こんなに可愛らしい年上の旦那様は初めてです〜///」

きゃー、とはしゃぐ女性二人のテンションに付いて行けず
店内を見回してくる、と二人から離れる

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