‡story2

□とらわれのみ
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カタ…カタカタ……

分厚い遮光カーテンが引かれ、電気も付けず四角いモニターが発する光だけが浮かび上がる薄暗い室内にキーボードを叩く音が響く

バターン!!

「キラお兄様、ただいまですわ〜っ!」

「Σうぉわっ!?」

勢いよく扉が開いたかと思うと私立小学校の制服を身に纏った桜色の少女が元気に叫び遠慮なく室内に踏み込み照明のスイッチを付ける

「っ……あ〜…お帰り、ラクス…
でも君の家は隣だよね…?」

「ただいまですわ、キラお兄様v
まぁ…私はキラお兄様の未来の妻ですもの
ゆくゆくはここが私のお家になりますわ」

急激な光に目眩を覚えつつ、桜色の少女、ラクスに声をかけさりげなく帰宅を促すも、サラリと交わされてしまう


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