‡story2
□とらわれのみ
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「キラお兄様、今日はハンバーグにしようかと思いますの!」
「ハンバーグ?包丁使う時と焼く時は僕がやるからね」
置いていったラクスのピンクのウサギのアップリケが着いたエプロンを着けながら告げられた言葉に、作成していたプログラムを保存しPCの電源を落とし
ラクスの料理を手伝いにキッチンへと向かう
ラクスが頻繁に来るようになってからキラの料理の腕は格段に上がっていた。
(なんか…このまま本当にラクスと結婚しそう…
いやいや、年齢的にダメだろ!)
(むぅ…手料理で意中の彼もイチコロと雑誌に書いてありましたのに……やはり、キラお兄様と一緒に作ってるからダメなのでしょうか…)
それぞれの思惑を胸に、今日も夜は更けていくのでした…
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