‡story2
□Pets3
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貴方が大好きなの…
身分なんて関係ない。
一人の女として、一人の男として貴方が大好きなの…
「っはぁ…ん……キラ…」
「っ……ラクス、さま…」
暗い室内にカーテンのすき間から差し込む月明かりに照らされ影が動く
暫くベッドの軋む音を室内に響かせていた影は今は静まり、シーツの波に沈んでいる
「ん…キラ……明日、お父様が帰ってくるそうですわ…」
「そっか……じゃあ、精一杯おもてなししなくちゃですね…
ラクス様のお父様か…僕、会うのは初めてですよ」
互いに一糸纏わぬ姿で抱き合い情事後の穏やかな時間を過ごす
この時、何気なく話した『シーゲルの帰宅』が事件の始まりだった…。
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