‡story2

□pets
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「はい、ラクス様…
今日はアッサムとスコーンを教わって焼いてみたんだけど……」

ふわ…と漂う紅茶と焼きたてのスコーンの香りに頬を緩ませてキラがジャムを塗って手渡してくれたスコーンを一口、口に含む

「ん……美味しいですわ…
キラ、上手に焼けましたわね?」

微笑んで言われると満面の笑みを浮かべつつも照れ臭そうに自分の紅茶を音をたてすするキラ

「あらあら……お行儀悪いですわよ…?
………」


くすくすと微笑んで言いながら軽く手を払いシーゲルからの手紙を用意されたペーパーナイフで封を切り
手紙を取り出しゆっくりと視線のみで文字を追う

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