‡story2

□【私は】お父さんの本当の娘だった【連れ子】オマケ
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マリアの場合(ID:Yamat0Ma1iA)

「これ…お母さんの日記…?」

新しく建てられた一軒家に引っ越しをする為に、十年近く住み慣れたマンションの子供部屋で荷造りをしていた時に見つけた、母の日記

それがまさか自分の出生の秘密を握っているなんて知るよしもなく、好奇心に負けて開いてしまった


真実を知ってしまい、どうするべきなのか悩んだ

友達に話せる訳ないし、姉や兄のように可愛がってくれている両親の友人達に話せる内容でもない

誰にも言えずもやもやとした気持ちのまま終えたテストは、得意な理数と英語以外は散々だった

赤点ではないものの、常に一桁だったのに一気に二桁後半になり先生方に心配までされてしまった

「このままじゃ、いけませんね…」

ヤマを張り間違え、当日は少し寝不足だったせいだと言い訳を各先生方にしてから漸く帰宅し、自室に入ると小さく溜め息を吐く

試験勉強の為にと暫く電源を入れていなかったノートパソコンを起動させ、表示されるのを待っている間に私服に着替える

今日は母の検診の日で、父は付き添い
メグムは小学校から帰宅して直ぐに出掛けて行った

一人の今しかないと思い
お気に入りからサイトを選んで表示する

「スレタイは…ん〜……【私は】お父さんの本当の娘だった【連れ子】っと…
話を聞いてもらえるだけでもいいんですけど…解決してもらえたらいいな…なんてね」

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