‡story2

□【私は】お父さんの本当の娘だった【連れ子】オマケ
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キラの場合(ID:klRaymt)

妻であるラクスが三人目を授かり、一緒に検診へと来ていたキラ

「次は男の子と女の子どっちかなぁ」

「ふふ、どちらでもきっと可愛いですわ」

「そうだね…ん?」

膨らみ始めたラクスのお腹を撫でながら待ち合い室で笑い合っていると携帯が振動して着信を知らせる

「ごめん、ちょっと出てくるね」

「はい、行ってらっしゃいませ」

にっこりと微笑んで見送るラクスに笑い返し、携帯使用可能エリアに移動する

「メールか…シン?」

高校の後輩であるシンからのメールにはURLが張り付けてあるのみで説明は一切無い
URLからして種ちゃんねるだと解るが、なんだろうと思いながらページを開く

「え…マリア…?」

開かれたスレッドの内容はマリアのように思える
シンも恐らく、そう思ってメールをしてきたのだろう

手早く遡って読んでいくと丁度安価をする流れになっていた

「これは…ちゃんと、話をしなくちゃ…」

書き込み欄に手早く文を打ち込み、タイミングを見計らって送信する

「……よし…」

自分の指示が採用されたのを確認して待受画面に戻る

いよいよ、全てを手に出来るか諦めねばならないか…選択の時が来たのだと深く溜め息を吐いてラクスの元へと向かった

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