It's my world

□3話
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※会話文多め
                   
 その言葉を聞いて一瞬思考が停止した。
なぜかって?だって、会って数時間も経たない異性の方に大量に吹き出た鼻血を拭いてもらうなんて恥ずかしいじゃないですかぁぁああ!!!!
「鼻から手どかしてもらわないと拭けませんよ?」
『い、いやです!』
「なんでです?せっかくの人の好意を受けとらないつもりですか?」
近づいてくる鬼灯さんからじりじりと距離をとりながら大王さんと白澤さんに視線で助けを求める。
「…あ、ほ、鬼灯くん!ここはプロの白澤くんにまかせようよ!!」
…大王さんナイス!!…なんて言うわけないじゃないいですかぁあああ!!!
鬼灯さんも白澤さんもどっちも同じで恥ずかしいよ!!せめて「自分でやらせてあげよう?」とかさぁあああ!!あるじゃん!?
「本当だよ。僕の霊歌ちゃんに触るとかありえない!!僕が拭いてあげふっ!!??」
鬼灯さんが投げたティッシュ箱が白澤さんの顔に見事ヒットする。
今更だけどこの2人びっくりするほど仲が悪い。ケンカップルだケンカップル。tkティッシュ投げちゃったよ。どーすんのあれ、白澤さんの鼻血でどんどん赤く染まっていってるよ!!!
「さぁ、残りのティッシュは先ほど私がとったものだけですね」
『あ、あぁの!!!!もう!ほら!血!!止まりましたよ!』
パッと鼻から両手をどかしてみせる。一か八かだったけど鼻血止まってくれたみたいで助かった…!!
「しかし……あなた、その服と顔と手どうするんですか?もの●け姫みたいですよ。顔が。」
『じ、ジブリ!!?地獄でジブリ!!!?』
「失敬な…地獄にだってそれぐらいありますよ……!」
「……うるせーー!!ジブリマニアァアアアア!!!!!霊歌ちゃんに近づくなぁ!!」
白澤さんがいきなり起き上がって血に濡れたティッシュ箱を鬼灯さん目掛けて投げつける。別に近寄られてないし…あと私は白澤さんのものでもない。
「ジブリマニア…いいじゃないですか。何が悪いっていうんですか。」
「ひ、開きなおりやがった!!」
そして最後に鬼灯さんの金棒でガツンと一発KO。白澤さん、ご愁傷様です。
それにしても………
『……神獣弱いですね……てゆーか白澤さんってMなんですか?』
「見た目も中身も弱いです。そして重度のマゾ………………きもちわる…」
『あぁー…ヘタレ?ってMってことは…』
鬼灯→S 白澤→M =SM=鬼白……
『はうっ………!!!!こ、これは………!!』
「「……………?」」←(鬼・閻)
『鬼白…鬼白……いや、白鬼も………ブツブツ…』
「あのー、霊歌ちゃん…大丈夫?」
『あ!すいません、完璧自分の世界入ってました。大丈夫です。えへへw』
「………………あなたもしかして、腐女子ですか?」
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