It's my world

□8話
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一夜が明け、最終的に間違えてお酒を飲んだ私は、どうやって天国まで帰ってきたか覚えていない。
起きたら白澤さんのベッドで寝ていた。
『おはよ、ございます…………』
リビングにいくと白澤さんが机に突っ伏してうなだれている。
あぁ……白澤さんお酒弱いんだっけ……
あれ?なんか…大切なことを忘れてる気が…
「あ、おはようございます霊歌さん。二日酔い、大丈夫そうですか?」
そういいながら二日酔いでダウンしている白澤さんに飲み物を渡す桃太郎さん。
あんた、いいお嫁さんになれるよ……!
『私は、ちょっと頭痛いけど大丈夫かな』
「えぇー…霊歌ちゃんあんなに飲んでたのに………お酒強いんだね…」
「白澤様が弱すぎるんですよ、きっと」
「うーん……あいつに劣る唯一の…くっ!」
『……鬼灯さんて弱点なさそうですよね』
「あ、あるよー?一つだけ。あいつ辛いのダメなんだ」
『へぇ〜意外ですね…………はっ!!』
「あれ?霊歌ちゃん?スイッチはいっちゃった?」
嫌がる鬼灯さんに熱々のキムチ鍋を無理やり食べさせようとする白澤さん……!
口を開けさせるために指を突っ込ん(((((
『今日の夕食、鬼灯さんを呼んでキムチ鍋しませんか!?』
「なにを想像したか分かんないけど絶対やだよ。2人で食べるのならいいけどねVv」
ちっ………と小さく舌打ちをして、白澤さんの向かいの席に腰を下ろす。
「そういえば霊歌さん。昨日のあれどうするんですか?」
『昨日のあれ?』
「霊歌ちゃん忘れちゃったの?ひどいなぁー」
『え、えーと……ごめんなさい…なんでしたっけ?』
「霊歌さんが白澤さまにキスしたら白澤さまが鬼灯さんにキスするってやつですよ。」
『な、そ、そそそそそそれは本当カネ!?』
「霊歌ちゃーん!まず落ち着こうかー?」
なんでそんな大事なこと忘れてんだよ私の馬鹿!あぁ!お酒のせいか!お酒だな!?
それより白澤さんとキ…………ん?
『すいませんもう一度お願いします桃太郎さん』
「これで最後ですよ?えーとですね、霊歌さんが白澤さまにキスしたら白澤さまが鬼灯さんに『なにその交換条件!!』……………です。」
「霊歌ちゃんなら即答でやるって言うかと思ってたのになぁ…」
『白澤さんから見る私の印象って………』
 
 
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