It's my world

□6話
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この世界にきてから1ヶ月が経った。
白澤さんのお店の手伝いも大分慣れてきたし、お香姉さんや茄子くん唐瓜くんとも仲良くなれて充実した毎日を送っている。
桃太郎くんが仲間っていうのもわかったしね!!
まぁ私の桃太郎像は大破されたのだけれども…
そして、私には一つだけ悩みがある。
それは鬼灯さんと白澤さんの関係についてだ。
私てきに二人はとてもお似合いのカップルになれると思う。
だが二人は誰もがしる犬猿の仲………会えば喧嘩しかしないし……と、
い・う・こ・と・で…!
『作戦を考えましたー!!』
私の目の前で体育座りをしている桃太郎さんがキメポーズをする私に拍手をおくる。
『今日はなんと!私の歓迎会をやってくれるそうなので、その場を借りて二人を………うふふ//←』
「あ、もしかして二人を酔わせて既成事実つくっちゃおーぜてきな感じですか?霊歌さん。」
『………え、うん。そうだけど……?』
「鬼灯さん全然酔いませんよ…多分俺たちがさきに落ちます。」
『……………無理だな。』
「無理ですね。」
『………じゃあ王様ゲームでう腐腐Vvな展開を……』
「お香さんたちもいるんですよ…?」
『いいじゃないですか。この頃腐が足りないんですよ。桃太郎さんも頑張ってくださいよ。話によると一寸法師さんがいるとか………』
なんでそうなるんですか!!?俺は見る専門です!!!とわめく桃太郎さんを無視しつつ、顎に手をそえ考える。
が、とくにいい案もでなかったので考えることを放棄した。
…人間なんて所詮こんなもんさ((フッ…
………今のちょっとかっこよくなかった?
「あ、霊歌さん。白澤さんが呼んでますよ。行きましょう。」
『え?あ、はい。今行きまーす!!』
 
 
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