It's my world

□5話
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あれから2日が経って、今は極楽満月でお手伝いさせてもらっている。あ、あれからというのは地獄に私と白澤さんで大王さんに相談しに行った日のことね。
「霊歌さん。新しい服似合ってますね」
『ん?うんwありがとーVvまさか私がチャイナドレス着ることになるとは思ってなかったけどねーww』
そして今私が着ている服は白澤さんが特注で作ってくれたチャイナドレス(仕事用)である。地獄に行ったときに着ていた服はやはり鼻血がとれなく、残念ながら着れなくなってしまった。
ちなみに鬼灯さんに借りた服は、洗濯して次会ったときに返そうと畳んでおいてある。
「霊歌ちゃーん、桃タローくーん。おはよー」
『おはよう……ってもう何時だと…昨日はどこのオスとにゃんにゃんしてたんですか!?鬼灯さんのことほうっておいて!!』
「お、オス!!?確かににゃんにゃんしてきたけどさ!!可愛い女の子とね!!?ってかなんで鬼灯がでてくんだよ!!」
「え、白澤様って鬼灯さんと付き合ってたんですか!?別に偏見はないですけど………なんていうか意外です。」
「桃タローくーん。今の会話でどうしたらそうなるのか僕知りたいなー」
口喧嘩を始める二人をまぁまぁ、となだめる。そして突然に
「あ、そういえば霊歌さん。鬼灯さんに昨日会ったとき鬼灯さんが「霊歌さんはふじょしなんですよ」って言ってたんですけど、ふじょしってなんですか?」
『さぁー!!白澤さん!!今日は鬼灯という名の鬼を狩りにちょいと地獄までいきましょうか!!』
「う、うん??あれ?ん??霊歌ちゃん今さりげなくあいつのこと呼び捨てした?」
『気のせいですよ!!って、あ!!白澤さん、あれですか?僕の鬼灯を気安く呼ぶな!!てきな?』
「てきな?…じゃないよ…((汗 桃タローくん。これが腐女子だよ…」
「はぁ…なるほど…つまり霊歌さんは男同士の恋愛、BLが好きなんですね?」
『「………………」』
「あれ?どうしました?」
『えっと…あの少しの会話でそこまで分かるとは…』
「てか桃タローくんの口から“BL”という言葉が出るとは…………」
『「意外だった。」』
「そんな声そろえて言わなくても……あ、それなら俺は腐男子ですね!!」
『「え?」』
このとき、私達は耳を疑った。
                   
                   
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