海神様

□雨の降らないこの国に
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雨がふる

雨をふらす

あたりはしずまる

少女は叶える

王女の“願い”を

皆の“願い”を


…………国の“願い”を


仕組まれた反乱

戦わなくてよかった国

でも
戦ったことのすべてが
無駄だったわけではないとおもうのです

王女の心は強くなったから

私から見ても、わかるほどに


過去を無きものに


嗚呼

そんなことは

私にもできない
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