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□心の中では
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「ぅあっ…………ぁぁあっ!!!」

「おい、エレン!!!」
またか………時々コイツは寝ている間に苦しそうに唸る事がある
精神が不安定なのだろう。

ここは俺の部屋だ

力の制御が出来るようになったコイツは自由な権利を得たため
冷たい地下室ではなく俺の部屋に置いている。

「おいっエレン!」

「へい……ちょ……はぁっ……」

「大丈夫だ、ここには巨人はいない。お前を苦しめるものは何もない。」

お前を見てるとイライラする
お前を見てるとムシャクシャする

それはきっと俺にコイツを安心させられるような、コイツを守ってやれるような力が無いからだろう。

つまり俺はエレンを心から守ってやれない自分にイライラしてるのだ。

「へいちょぅ…へいちょう…」
「泣くなエレン。俺はここにいるぞ、お前の隣にいつもいる。」

そう言いながらエレンの手を握ってやった。
大丈夫、大丈夫と何度も何度も言い聞かせながら。
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