●黒羽の騎士物語●

□第七話:吸血
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ウィン
ミカは森の中にワープしてきた

姫「モロクは?!早く見つけなきゃ」
ミカはその場からすぐに走り出した





黒羽『ハァアア!!』

吸血「フン!!」
カキンカキン
二人の空中対決は互角にやりやっていた

吸血「ほ〜…お前がまさか俺に歯向かうとはな…」

黒羽『私はもう戻らない…たとえ嫌われても!私は…』

吸血「居場所が無くても関係無いと…お前らしいな…だが…」
カキン!!
アガリアレプトの攻撃でモロクの武器が宙を舞って地面に突き刺さった
そして隙をついてモロクの身動きが取れないように後ろからモロクの両手を捕えた

黒羽『ク!』

吸血「フ…じゃあモロク…お前の血…頂くぞ…」
魔法で牙が出現しモロクに近ずき血を吸った

黒羽『ク…あ…っ……』
モロクは痛みを抑え込んだ
モロクの力はどんどん弱まっていく
魔力もどんどん吸い取られるから魔法も使えない
絶体絶命…モロクがそう思い込んだ時フォールランスが飛んできた
アガリアレプトはモロクを離した
モロクは地面に着地するとそこには見なれた少女がいた

ミカ「大丈夫モロク!?」

黒羽『ひ…姫様!』
ミカだった
フォールランスはミカが魔法で動かしたのだろう

吸血「これはこれは…ヴァーチェ王国の姫君ではありませんか…わざわざお目にかかり光栄です」
アガリアレプトは少し礼をするとまたモロクを睨んだ

吸血「(…なんという悲劇だろうか…)今回はもう止めます、吸うだけ吸いましたし姫に免じて帰ります」
では、とアガリアレプトは目的を一旦止め帰った

姫「モロク…帰りろ?」

黒羽『…しかし…』

姫「モロクの誤解はもう解けたよ!だから行こう?」

黒羽『…はい…』

―数時間後、舞踏会本番―
♪〜
会場では子供から大人、人間とMSが楽しく踊っていた
そしてそこにミカが現れ会場中が盛り上がった

姫「皆さん、このたびは私のためにお集まりいただいてまことに有難うございます」
ミカは一礼をした
そして住民に紹介すると言ってモロクをステージに立たせた
しかし当然住民たちはざわついたしかし

ミカ「この方は私の命を助け、そしてヴァイス王国の騎士から此処を守っていただきました!この騎士はもう私達の仲間!私達の友でもあります!ですから皆さん!モロクを…受け入れさしてください!!」
ミカの本気の言葉に皆心を動かされモロクは見事昇進証明ヴァーチェ王国の騎士になった

聖風「これからよろしくお願いします」

聖土「宜しく」

聖火「だぜ!」

聖雷「宜しくな」

聖氷「お願いね!」

黒羽『…はい』













闇風「貴様…失敗したようだな…つぶせとダーク・ネス様は命令したぞ…」

吸血「はいはい、まぁ楽しみを増えたしいいじゃね?」

闇風「…それもそうか…」

闇土「オイ!!良いのかよ!」

闇風「あぁ」







悪夢「…チッ…まぁ良いだろう…どうせ奴も長くない…」

続く

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