●黒羽の騎士物語●
□第一話:裏切りと出会い
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ゴォオオオオオオオオオオオオオ
燃えている…
村1「い…いやあああ!!!」
ズシャ
消えてゆく…
村2「た…助けて!!」
?『それは無理な話だな…』
ズシャ
あぁ…私は何をやっているのだろう…
何故この者達の命を奪っていくのだろう…
?「こ…これは!?」
ん?誰だ………あれは…
?「何故こんな事を…」
?『…暗黒騎士団(ダークナイツ)の一人だからですよ【ヴァーチェ】王国、第32代目姫君…【ミカ】』
ミ「何故私の事を!!?」
?『騎士ですから…』
ミ「っ…そんな事より早くこの村の侵略を止めなさい!」
?『……我等騎士団、命令は絶対…それは出来ん…が…』
ミ「?」
?『私は貴方を逃がしたい』
ミ「え…」
その時
ミカに二匹の闇種族の獣が襲いかかってきた
ミ「きゃあああ!!!」
ミカは目をつぶって堪えようとしたがとても静かだった
ミカは目をそっと開けると目の前には血にまみれたさっきの獣がぐったりとしていた
そして隣にいたのは…あの黒騎士
ミ「…如何して?」
?『言ったはずです…貴方だけは逃がしたい…と…【我に集いし暗黒のマナよ…この者を別の場所へ導きたまえ…時空魔法、ブラックテレポート】!』
ミ「!!?」
ミカの体は黒い光に包まれミカとともに消えた
?『……これで…良いのだ…』
?「おやおや?何をしているのかね…【モロク】」
モ『!!【マモン】…』
マ「あの子はヴァーチェ王国の姫様でしょ?だったら殺せばいいのにな」
?「この罰は重いぞ…モロク」
マ「お、【ベリアル】終わったか?」
ベ「あぁ、この村はすべて焼き払った、誰も生きてはいない」
モ『あの姫を殺せという命令は聞いていない』
マ「うわ〜流石だわ」
ベ「どんな事でも敵国の最高責任者を殺す、そうじゃなかったか…」
モ『…』
マ「とりあえず城に戻ろうぜ、疲れた」
ベ「お前が一番働いてないぞ、団長のくせに」
マ「うわ、酷いな〜ベリアルは」