穢れた系統T

□四章
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昨日は散々だった(ポケッチは貰えたけど)



変な人に目はつけられる、沢山の人に追いかけられる、おかけでコトブキシティに居られず夕方に出発することになった


まっ、そのお陰でクロガネシティに着けたけどね



しかし、次の日の午前



男性「ジムリーダーなら炭坑に行っちゃたよ。」

クロガネ炭鉱奥部






??「そこの君〜」

アトラ「?あの〜、何ですか?」

今度は赤いヘルメットを被った二十代前半の男性に声を掛けられた。というより俺はこの人を知っている。

??「これ、何だと思う?」

男性から見せられたのはカタツムリのような化石。

アトラ「えっ、ぐるぐる巻きからして、'オムスター'ですか?」
??「半分正解。正解は'オムナイト'だよ。それにしても君は化石のセンスもあるね」

あ、

アトラ「俺の事知ってるんですか?」

知ってるに決まってる。というよりも知らない方がおかしい。

??「今日の新聞に小さくだけど載ってるよ。有力者相手に凄いじゃないか」

あれ、新聞に載ったのか。
・・・そろそろ他人の振りは疲れた。

アトラ「あ、ありがとうございます。ただ、そんなことを話す為に呼び止めたわけじゃないでしょう?クロガネジムリーダーのヒョウタ」
ヒョウタ「ははは、ばれちゃったか?」

実を言うとヒョウタとは2、3年前からの友達である。というのもアトラの師匠と彼の父でもありコトブキシティの隣、ミオシティジムリーダーのトウガンとは旧知の仲であり歳があまり離れてないヒョウタとは自然と仲良くなった。

アトラ「久し振りだね」
ヒョウタ「久し振りアトラ。」

二人は互いに握手した。

アトラ「トウガンさんと師匠は元気?」
ヒョウタ「二人とも相変わらずだよ。」

暫く近況報告をしあっていたがヒョウタが話題を変えた。

ヒョウタ「所でアトラがここに来た理由はもしかしなくても・・」
アトラ「うん、ジムに挑戦しに来た。」

そうか・・とヒョウタは呟くと作業服についた土を軽く払った。

ヒョウタ「なら僕はジムに戻って準備するよ。正午に来てくれ。」
アトラ「あぁ!」

ヒョウタは炭鉱の出口へ戻っていった。
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