死龍の軌跡

□十章
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隊の割り振りが決まった

リンの判断の結果、東側がケント、シルフ、リン、ウィル。西側がセイン、ドルカス、エルク、ルセア(回復役としてセーラ)。ニニアンとニルスの護衛でフロリーナとなった。

ガリアス「ドンマイ、エルク」

エルク「後で特別手当をくれますか?(泣)」

ガリアス「ハイハイ。さて、念を押して言っておくが末端とはいえ
敵は相当な手練れだ。絶対に油断をするな。最後に一つ絶対に死ぬな。散れ!!」

全員が一斉に突入する。

ガリアス「フロリーナは二人を任せた。時間を見て古城に待機だ。」

フロリーナ「わ、わかりました・・」









【ドゴオォン!!】

ガリアスの闇魔術でひび割れていた壁は崩壊した。

マシュー「あははは、流石ガリアスさん。一撃だ」

崩壊した壁の先には二人いたがガリアスとラスとで圧倒した。

ラス「ガリアス・・」

マシューが武器になるものを探している間、ラスが口を開く

ガリアス「どうした?」

ラス「・・お前は何故、リンといる?」

間を置くようにしてひっそりとラスは言った。

ガリアス「色んな因果があってここにいるって感じだな」

草原で行き倒れていたところをリンに拾われて旅をしていくうちに大人数になっていった。

ラス「そうか・・・・お前にはもっと別の理由があるようだが・・」

ガリアスの耳が一瞬動いた。彼はは答えなかった。いや、正確には答えれなかった。

ガリアス「後にしてくれ・・今は話したくない・・・・」

「そうか・・」とラスが言うとマシューのいる方向に向かった

マシュー「ガリアスさん。ちょっといいっすか?」

マシューの顔はどうも気にないらないことがある表情だった。

ガリアス「どうした、部隊が押されてるのか?」

マシュー「いや、そっちはむしろ此方が押してるって感じなんですけど・・」

アラフェンで仲間にしたときから思ったがこいつはイヤに気が利く。今だって俺が言うことを想定して言ってる。多分・・


マシュー「静か過ぎません?」

ガリアスが少し耳をたててみる

ラス「!!軍師!!」

先に口を開いたのはラスだった。

ガリアス「確かに・・」

今は戦闘中である。普通だったら剣のぶつかり合う音や走る音がするはず

ガリアス「二人は一旦戻って西側と合流しろ。」

ガリアスが転移魔法で消えると二人は言われた通り戻るのだった。
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