死龍の軌跡
□九章
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ガリアス「どうしてそう思う?」
エルク 「魔法の適性なんて素人には普通は解りません。なのに貴方は直ぐ気付いた」
ガリアス「一応、剣とかを確かめてから魔道書にはいったんだが」
エルク「えぇ、知ってます。戦いを知らないものには全部の武器を試すのが常識ですから」
ガリアス「だけどそれじゃあ偶々だって言う可能性もあるな」
エルクは少し笑った
エルク「簡単ですよ。ガリアスの周りには魔力が漂っています。」
ガリアス「!!」
ガリアスはローブのフードを被った
エルク「魔法を使えないリンディス様達には読み取れませんが僕は違います。ガリアスさんは・・」
??「ちょっとエルク〜!!か弱い主人を置いて何処にいるのよ〜〜!!!!」
悪魔の声(笑)が聞こえた
ガリアス「はい!いってらっしゃ〜い(笑)」
エルク「最悪だ・・」
エルクはトボトボとセーラの方に向かった
ガリアス「ふぅ〜」
フードを下ろしながら一息つくガリアス。だが、その暇はなかった
シルフ「ねぇ!なんで今、セーラさんの声が出たの?」
ガリアス「ん?」
シルフ「さっき見たら声の方向とは別のところにいたもん」
子どもは観察力が強い
ガリアス「エルクには内緒だぞ(小声)」