死龍の軌跡

□七章
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見た目は15ぐらいの青年だった。

グラダ「誰だ!」

青年は「クックッ」と笑いながら

ガリアス「ガリアスだ…。最も覚える必要はないがな」

グラダ「てめぇ俺の子分はどうした」

ガリアス「子分?あぁ、いたね。みんな断絶されたけど」

グラダ「!!野郎!!やっちまえ!!」

グラダ以外の子分が一斉に襲いかかった

ガリアス「一人」

呟くと一瞬で刀を抜いたガリアスが子分の左半身を吹き飛ばし

ガリアス「二人」

今度は剣士の二人のうち一人を受け流し、顔の半分を切り飛ばして

「おらぁ!」

もう一人が剣を振り下ろそうとしたところを返して腹を切り上半身だけが吹き飛んだ

ガリアス「3人、いや面倒くさい」

攻撃をかわしながらガリアスは刀を鞘にしまった

「なめやがって!!!」

5人が一斉に襲いかかると

【キン!!】

グラダ「!!!!」

刀を抜いたガリアスがグラダの背後にいた

「な!」

「いつの間に!!」


ガリアス「さよなら」


ガリアスがゆっくり刀を収め



【チャキン】




「ガアァ!」

「ぐっ!」


完全に刀を収めた瞬間グラダを含め子分全ての体全身から鮮血が吹き出て肉塊と化した


ガリアス「終わったか」

死体の山を乗り越え部屋を後にしようとすると

グラダ「テメェ…。」

右半身がないにも関わらずグラダが最後の力を振り絞り攻撃しようとする

ガリアス「やれやれ…。」

もう一度刀を抜こうとすると

??「焼き尽くせ'ファイアー'!!」

ガリアスの頬をかすめ火の玉がグラダに直撃し、今度こそ絶命した。

ガリアス「あっ、すまん」

'ファイアー'を放った青年エルクに礼を言うと

エルク「礼を言うのは此方です。」

ガリアス「お前も苦労するな…。」

エルク「な、何でしょう?」

ガリアス「理不尽なシスターに振り回されて毎回厄介ごとに巻き込まれる。俺もそうだった…。」

異界にも鬼畜シスターがいるとは思わなかった(泣)

エルク「うっ…。」

ガリアス「気を落とすな。たまにあることだ」

エルクの肩を叩きながら二人はアジトを後にした
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