死龍の軌跡
□七章
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その屋敷のなかにて
「ギャハハハ!!実におもしれぇ」
いかにも高そうなソファーに座りながら男、グラダは高笑いをあげていた
「兄貴!そういや最近脅したガキは戻りやしたか?」
子分であろう1人が尋ねた
グラダ「そういや戻ってねぇな。明日探しにいって金を巻き上げっぞ」
「へい!」
グラダ「しかしおもしれぇ。この街の傭兵団も大したことねぇしやりたい放題だぜ」
「そらだけ兄貴が強いって-「ギャアーー!!」なんだ?」
突然の断末魔にグラダを始め他にいた子分合計8人が武器を構えた
【なんだテメッ・・!!】
不透明なガラスの向こうから血が噴水のように吹き出ているのがわかった
やがて静かになると扉をガチャガチャ開ける音が聞こえた
グラダ「扉が開いたら一斉に手斧を投げつけろ」
たったひとつしかない扉に全員が目をむける
【ガチャ!】
グラダ「やれぇ!!!!」
手斧を投げようとしたとき
【ズカアァン!!!!】
なんと扉の横の壁が破壊された
??「つくづく考えの甘い奴等だ」