死龍の軌跡

□七章
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PM8:00

日がくれたにも関わらずツインテールにシスターの格好をした少女と魔道師を思わせるローブを着た苦労に満ちた表情の少年

??「もー!エルクのせいでどこも宿がとれなかったじゃない!」

ローブを着た少年はエルクと言うらしい

エルク「とったじゃないか!!せっかくいい宿だったのに君が「ロイヤルクラス以外はお断り!!」なんて言うからじゃないか!!」

夜にも関わらず大声で喧嘩しまくる鬼畜シスター、セーラと苦労人魔道師エルク。最早それは日常茶飯事だった。

セーラ「何よ!このセーラ様に質素な宿に泊まれって言うの!?」

エルク「はぁ、なんでこんな仕事を引き受けたんだろう…。リキアの「か弱い」シスターが、 オスティアに戻るための 護衛をさがしてるって・・・聞いた。」

セーラ「話を聞きなさいよ!!っていうかその通りじゃない!」

さっきから少女から発せられる言葉はシスターかどうかを疑うようなものばっかりだった。

エルク「どこがだ!賊が君を見たら一目散に逃げ出すよ!!お金は返すから1人でオスティアに帰ってくれないか」

エルクがローブからお金の入った小袋を出そうとすると

セーラ「いやよ! エルクはやっと見つけた むさくるしくない護衛なんだもの!第一、高貴な女性が1人の供も 連れてないなんて、おかしいでしょ?あんた、性格はイマイチだけど 見た目は、まあまあだから。」

エルク「こっちの台詞だよ。 ・・・このままリキアまでなんて、 僕の神経がたえられない・・・」

ごもっとも

セーラ「いいからエルクはロイヤルクラスの宿を-「うっせんだよ!お前ら!!」何よ!」

二人の喧嘩に耐えかね山賊がついに(ってかやっと)からんできた

エルク「最悪だ…。」
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