死龍の軌跡

□序章
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ガリアス「さっきも言ったように別の大陸にはあるんだろ?だったらそこにいけばいい」


一瞬の沈黙。だが、コイツは何をふざけたことを言ってるのだろうとジェイガンが抗議した

ジェイガン「何をいっておる!そんなのを手にいれるかわからんのだぞ!それに仮に手に入ったとしても何年掛かるのやら」

ジェイガンの言うことは尤もである。だが、ガリアス顔色一つ変えなかった。


ガリアス「じゃあ、異界の門を使えばいい。そこなら、あっちで何しても此方ではたったの1分にしかならない」

異界の門はアカネイア大陸の東南部にある小さな門である。行ったことはないが彼処ならきっとあるだろうと確信した。でも、問題がある。

マルス「でもそれじゃあ君が・・」


無論これは人間なら無理だ。あくまでも人間には

ガリアス「心配するな。俺は人間じゃない。何年経とうがそのままだ。」

マルス「そうじゃない。いくらか君が強くても君一人だけに負担を-ガリアス「じゃあ、誰がいるんだよ!!」うっ…。」

ガリアス「他のみんなは人間だらすぐ死んじまう。チキは幼い(?)し、バヌトゥとチェイニーは戦えない。俺しかいないんだよ。」
マルス「だけどっ!!」
ガリアス「それにな、おまえはアリティアを復興させなければならない。それを手伝う者も必要だ」



マルス「ガリアス…。」

ガリアス「だから、俺に任せとけ!!」


マルス「………分かった。けど、絶対に戻ってくるんだよ!シーダが目覚めなるのは悲しいけど危なくなったらすぐ帰ってきてほしい!姉上も君がいなくなったら悲しむはずだから。」

ガリアス「あぁ!任しとけ

じゃあ、クリス、カタリナ。マルスを頼んだよ。」


クリス「言われなくてもマルス様は俺が守る。近衛騎士として。」
カタリナ「はい、わたしもクリスと共にマルス様を守ります」

ここで「俺が帰ってくるのが先かお前らが結婚するのが先か」っていう冗談を言いたかったが堪えた

ガリアス「ジェイガン、マルスの結婚式までは死ぬなよ」

ジェイガン「何を言う、おぬしこそこの老いぼれより先に逝くではないぞ!」

不満げな顔をしていたがあれは納得した証拠

ガリアス「よし!善はいそげだ!明日俺は行く!」

こうしてガリアスは自分の天幕に向かうのだった
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