死龍の軌跡

□二十六章
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ガリアス「さぁ、俺を倒して見せろ!」


リン、エリウッド、ヘクトル「「「っ!!!」」」
シルフ「〜〜〜!!」


三人は斬りかかりシルフは詠唱を始めた。

ガリアスは刀でエリウッドとヘクトルを受け空いた手でリンの手を掴んだ。

シルフ「'ウォーター'!!」

三人でいっぱいいっぱいな所にシルフが水球を投げる。

ガリアス「っ!!」


三人を無理やり振り払い水球を真っ二つに切り裂き破裂した。

リン「っ!?」
エリウッド「うわっ!」

衝撃波をモロに食らった二人。唯一爆撃を免れたヘクトルにガリアスは斬りかかる。

エリウッドが先に立ち直りガリアスの所に向かおうとするとヘクトルを蹴り飛ばすとエリウッドに対応した。

直ぐにリンが加勢するがエリウッドと一旦間合いを取ったガリアスは紙片をまき散らすとそれを一つ残らずシヴァで切った。すると一つ一つが爆発した。

ヘクトル「やろっ!」

へくとるは勇敢に爆発に向かっていき斧を振り下ろす。ガリアスは斬り下がりでいなしたがリンが前腕を斬りつけ怯んだ所を水球が直撃した。

ガリアス「ちっ!」


リンとヘクトルをけん制しながら別の魔道書を詠唱してシルフを吹き飛ばした。そして休む間もなくエリウッドを魔道書で殴り飛ばしてそのまま真っ二つに斬り捨てた。

ヘクトル「めちゃくちゃしやがる!!」
リン「来るわよ!」

ガリアスは二人を相手に猛攻を仕掛ける。しかし、途中からヘクトルの武器を持った手を右手で羽交い絞めにしてリン一人が相手する。

シルフ「伏せて!!」

ようやくシルフが復活し'ウォーター'を唱えた。


ガリアス「残念」


ガリアスは向きを変えてヘクトルに直撃した。その直後ヘクトルは解放されたものの飛ばされた。


エリウッド「ヘクトル!!」

ヘクトルを案じつつもリンに加勢し突きで
ガリアスの右手を貫通してリンが肘から先を切り落とした。


ガリアス「っ!!」

痛々しそうに右手を抑えたが信じられないことに自分から右手を肩から切り落とした。

リン「え!?」
ガリアス「すまんな。俺は異常なんだ。」


なんと直後に右手から腕が再生した。


ヘクトル「くそっ!こんなことも出来んのかよ。」

不死身の身体は伊達ではなかった。彼の使う刀が精霊の武器じゃなければ自信を斬ってもなんら問題はない。

リン「だったら胴体を斬れば問題ないわ!!」

こんな事を本人の前で言いたくなかったが勝つためには・・・


ガリアス「ヤレヤレお前がこんな事言うとわな・・・。」


四人がまた攻撃に入ったが


ガリアス「悲しいよ。」

逆手に持ち替え右手を添えて地面に突き刺した。


リン「え?」


震えだす地面




ガリアス「八相発破」
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