死龍の軌跡

□八章
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様々な困難をへてリンは要約マデリンの生まれた地リキアに足を踏み入れたのだった。

リン「ここはどのあたりになるの?」

セイン「ここはアラフェン侯爵領。リキアではオスティアに次ぐ大きな街です。」

珍しくセインが真面目に答えた

リン「だからこんなに賑やかなのね」

ガリアス「そう言えば、お前相方はどうした?」

勿論、相方というのはケントである

セイン「先に、城へ行くと 言ってましたけど・・・

あ、戻ってきましたよ。」

するとケントが朗報を得たという顔を浮かべながらこっちに向かってきた

セイン「どうした我が相棒。美しい女性でも見つけたか!」

そんなわけねぇだろこいつはリン一筋だし

ケント「貴様と一緒にするな!それよりもリンディス様! 城に参りましょう。ここの領主殿に、キアランまでの道中の援助を 承知していただきました。」

ガリアス「!!」

リン「助けて下さるの?」

ケント「はい。 ここアラフェンは、 昔からキアランと親交が 深い土地。アラフェン侯に事情を お話ししたところ、力添えを 約束して下さいました。」

援助か・・。鬼に鉄棒になるといいが・・。

セイン「だったら、ここから先は楽ができるな!」

ケント「今まで不自由な思いをさせて申し訳ありません」

リン「そんなこと・・・でも、ケントは 本当に有能ね。」

セイン「ケントは?」

リン「 も、もちろんセインもね。」

絶対忘れてたな。だが


セイン「そうでしょうとも!」

さほど気にしてないようだ
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