BLACK BIRD

□第五話
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実沙緒たちは今から体育のため、着替えに行くところ。しかし、実沙緒はどこかぼうっとしていた。


『実沙緒?』


雛の声にも気づかなかった。


実「わあ!?」

       ビクッ


突然実沙緒が声を上げると実沙緒にクモの巣がついていた。


実「クモの巣?」

        ストッ

       もぞもぞもぞ

実「いやああああああ。取って、お願い取って!ギャーーー背中に入ったっ」

マ「ゴメンムリ!虫は無理!!」

カ「寄るなっ」

『ごめん実沙緒っ。私も無理!!』

カ「大丈夫、クモは神様だから!」

実「なにそれっ行かないで〜〜〜〜っ」

匡「・・・蜘蛛?」

『匡ちゃん・・・』


騒いでいたのが聞こえたのか、最近なぜか機嫌が悪い匡が不機嫌な顔をしてやってきた。


実「きょ・・・」

匡「脱げ!」

         バッ

実「きゃあっ」

        シュルッ

実「ちょっ・・・」

匡「毒持ってたらどうすんだ。じっとしてろ!」

実「・・・・・・っ」


雛は恥ずかしくて見ていたくなくて、真っ赤な顔で静かに去って行った。



―――放課後―――



HRが終わり、皆帰る準備や部活に行こうとしていた。


『ごめん実沙緒、先に帰ってて。委員会あるから遅くなる』

実「うん。わかった後でね」

『気をつけてね』

実「大丈夫。あの人たち来るから」
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