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□第三夜*審判人
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審判人

「俺の名前を知ってるかぁ〜?遊城十代っていうんだぜ〜」
「ん・・・なあに?」

不思議な声に誘われて出ていくと、僕は万丈目君でもヨハン君でもない少年に出会った。
遊城十代君、ていうのかな?

「翔、ジャッジメントだぜ!お前の親友が闇に染まり、お前の声も届かない。さあお前はどうする?見守るか?見捨てるか?」
「−僕にはどうにもできないっすよ」
「ジャッジメントタ〜イム!お前は見届けてみごと親友を救えたぜ!それが真実だ!ガッチャ!おしまい!」

指を三本突き出して、十代君はそう言った。
…あれ?なんかさっき目の色、が…。
瞬きしてまた見ると、十代君の目は戻っていた。

「またあおうぜ!じゃあな!」

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