Beauty & Beast
□第2部
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「お母様!死んじゃやだー!!」
「…澄、もう、…泣かないで。澄…お父様は怒ってあのバラを焼きつくしてしまったけれど…どうかあなたは…あの花を…恨まないでいて?」
「お母様ぁー!!もう、しゃべらなくていいからぁ…。」
「…一株だけ、」
「え…?」
「一株だけ残った花があった…。私は死んでしまうけれど…あの花はあなたを見守っていますよ…、あなたに…本当に愛して止まない人が見つかるまで、あなたを…愛しく思ってくれる人が見つかるまで…。」
「やだっ、やだよぉ!!…お母様ぁぁぁ!!!」